ちょっと前の論文です。
皆さんもよくご存じの石砂山のギフチョウに関して、放蝶による特異形質消失の可能性を調べたものです。
富士個体群と新潟個体群ならびに石砂山の個体を飼育比較、石砂山での食草カントウカンアオイを用いて、各群の生育スピードなど調べています。

著作権の問題もあるでしょうからAbstractのみ掲載しますので、詳しくは本文を読んで下さい。
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富士個体群と新潟個体群が比較に選ばれたのは、その特徴を持つ、個体が石砂山で見られるからでしょうね。私にはギフの斑紋で産地を見分ける能力はありませんが、見る人が見れば分かるのでしょう。

この富士個体群と新潟個体群の幼虫の生育スピードは石砂山産より速いそうで、競争させると石砂山産は淘汰されるかも知れないという結果も書いてあります。

石砂山の特異な個体群を維持するためには、外来個体群導入を阻止し、もし既に導入されていたら、排除すべきと論じています。

何時も問題になりますが、安易な放蝶は非常に大きな事象を引き起こしますね。
たとえそれが、蝶の保護活動の一環だとしても。

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