今日はモンゴルとの共通種2種を掲載します。

まずはフタスジチョウです。丁度発生を始めたばかりのようで、次第に頭数が増えてきた感じでした。
白帯の広さは本州産と北海道産の間くらいではないでしょうか。地域変異があるのかは分かりませんが、見た個体はほぼ写真のような感じで安定していました。
フタスジチョウ♂ (2008.07.05 Ulaanbaatar, Mongolia)03

フタスジチョウ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)04

フタスジチョウ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)09

唯一この♂だけしか見られなかったコキマダラセセリは大きさも色調も北海道産と同じ感じでした。
私が旅経つ時は十勝でもこの蝶を見ていませんでしたので、今年の初見はモンゴルだったわけです。なんだか変な感じでした。
コキマダラセセリ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)03

コキマダラセセリ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)05
帰国するとコキマは沢山飛んでおりました。

フタスジの方がコキマより発生が早いのはモンゴルでも同じようです。
今日は蝶の話しではありません。
本当に久しぶりに食の話しです。

根室のカラルリポイントへ向かう途中で寄り道をしました。
昼食を確保するためです。
初めから昼食は「かきめし」と決めていました。製造元で買うのは実に14年ぶりです。
一つだけ心配事がありました。8時半頃に着くけど開いているか?

懐かしい厚岸駅です。昔のまま。
厚岸駅 (2008.07.26 2008.07.26 北海道厚岸郡厚岸町厚岸駅前)

ここの駐車場の一角に昔は販売所がありました。
それも変わらずでした。でも電気がついていない!
これは駄目かと思いながら嫁が扉を開けてみました。
かきめしの氏家 (2008.07.26 2008.07.26 北海道厚岸郡厚岸町厚岸駅前)

すると中で主人が仕事していました。今は950円の「かきめし」、当時は500円ちょっとでした。
かきめしと大将 (2008.07.26 2008.07.26 北海道厚岸郡厚岸町厚岸駅前)

この後私たちは根室市でカラルリ撮影に成功して帰路についたわけですが、昼食を摂る場所として選んだのが「あやめヶ原」でした。
肝心のアヤメがありませんが。
あやめヶ原 (2008.07.26 北海道厚岸郡厚岸町)

これでは面白くないですし、入り口はこの看板もありましたので、さっさとここを出ました。
熊出没の看板 (2008.07.26 北海道厚岸郡厚岸町あやめヶ原)
熊出没注意!ですと。しかもまだ1ヶ月も経っていないし、こんな人気の多いところにも出る?
今年の熊は嫌ですね。何処にでも出ます。

そんなわけで駐車場の木陰仁腰を下ろして「かきめし」を頂きました。
これはなかなかのお味でしたよ。成果も上がった後でしたしね。
昼食のかきめし (2008.07.26 北海道厚岸郡厚岸町あやめヶ原)

昼食後ゆっくりと十勝へ戻りました。
撮影といい、食といい、この日は満足できる一日でしたね。
モンゴルの蝶相はすばらしいです。
シジミも沢山の種が見られます。
残念ながらこのシーズンは豊産ではなかったのですが、それなりに楽しめました。
ちょっと大きめのこのシジミはとても綺麗でした。
ウスユキルリシジミと言いますが、裏面の模様からそんな和名が付けられたのでしょう。
ウスユキルリシジミ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)08

マクロです。
ウスユキルリシジミ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)04

表のブルーも素敵でした。
ウスユキルリシジミ♂ (2008.07.06 Terelji, Mongolia)05

ウスユキルリシジミ♂ (2008.07.06 Terelji, Mongolia)01

この蝶も何処でも見られる普通種のようです。
初めて見るとどきっとしますが、だんだんその感覚が麻痺してきます。
でも、最初の出会いはどんな蝶でも感動しますね。
日曜は根室の疲れから近場で散歩した程度でした。

そこに舞っていたのがコムラサキ。
犬か狐の糞に5-6頭が群がっていました。中には翅を開閉する個体が居たので、紫色がもっとも映える瞬間を選んで撮ろうとしたのですが、そう簡単にはいきませんね。
撮れた絵はこれでした。多くは逃げてしまいました。ちょっとだけ紫が写っています。
コムラサキ♂ (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)02

しばらく観察していると次々にコムラサキが戻ってきました。この糞が相当にお気に入りのようです。
と言うことはここにいるとコムラサキと遊べるということです。
そこでこの糞の傍に腰を下ろして飛翔を撮ってみることにしました。飛んでいる時はこの紫はどう写るのでしょうね?
これ、ちょっと良くないです?
コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)01

低空飛行の紫です。
コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内)07

3枚連続です。ピントがいまいち。奥の蝶に合っていると良かったですが。
コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)15

コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)16
紫をきちんと撮るのは難しいですね!

後はこんな絵も撮れましたということで紹介です。
コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)17

コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)29

コムラサキ♂飛翔 (2008.07.27 北海道河西郡中札内村)36

飛翔も面白いですね。これは止められません。
今日も近場へ散歩程度の撮影に出掛けたのですが、その絵はまた後日。
今日も昨日の絵から掲載します。

今年初見のゴマシジミは根室の湿地でした。
ここはカラルリの他にゴマもおりまして、ちょっと小振りのかわいいゴマです。
時折、ゴマとカラルリが絡むのですが、残念ながらこれを絵にすることは出来ませんでした。
まずは静止画像から。裏面の色調は普通でした。中標津産のように白っぽいと面白いのですがね。
5D_3228.jpg

不思議に思ったのはここのじめじめした所にも蟻が居るのだろうと言うことです。
湿地のワレモコウに産卵していたので、蟻の存在は間違いないのでしょう。
5D_3244.jpg

ここのゴマの表が観察したくてじっと待ったのですが、一向に開いてくれません。
ところが嫁はいつの間にか開翅を撮っていました。完全には開いてくれないと言ってましたが、これでも十分でしょう。
DX_2664.jpg

DX_2666.jpg

私には女神が微笑んでくれないようなので、飛翔で表を撮ることにしました。
背景の人物は嫁です。
300_8075.jpg

黒紋もほとんど消えた個体も居たようです。
300_8152.jpg

ゴマの個体数も比較的多くて、撮りやすかったですね。
この絵の左奥にはもう1頭写っています。
300_8221.jpg

夏を締めくくる最後の遠出だったかなぁと思っています。
2年前に南大雪のカラルリを撮りました。
その後気になっていたのは根室の海岸湿地帯のカラルリです。
昨年、挑戦予定でしたが天候に恵まれず断念しました。
そして今年。発生していることは仲間の情報で分かっていましたので、後は天気だけ。
午後、ちょっと晴れるという予報に賭けてみました。

環境は見て頂くと分かると思います。こんな場所です。道路が見えると思います。
5D_3242.jpg
※間違っても場所を特定して採りに行こうなど思わないで下さい!天然記念物です!、撮っている私たちはしっかり監視されていました。

こんなところに本当に居るのか?と思われるでしょうね。
すぐに♂が出迎えてくれました。
5D_3201.jpg

5D_3224.jpg

5D_3210.jpg
新鮮な♂を選んで撮りましたが、時期的には♀の時期だったようです。擦れた♂が多かったです。

♀はほとんどが新鮮でした。
5D_3238.jpg

マクロは嫁がいい絵を撮って居ました。
DX_2660.jpg

今日も嫁にやられっぱなし!交尾個体を見つけていました。
嫁のマクロです。
DX_2633.jpg

後で呼ばれて広角で撮影でした。
5D_3215.jpg

この花に吸蜜にしばしば訪れるのですが、撮影チャンスが私はありませんでした。時間が短いのですね。嫁は何度かチャンスがあったようですが、丁度良いところは無かったようです。それでも花とカラルリです。
DX_2675.jpg

今日は往復440km。決して近くではないですが、思い切って出掛けて良かったです。
スパークリングワインで乾杯しております。
共通種ばかりでは面白くないかも知れませんので、日本にいない蝶から私の好きなヒカゲを紹介します。
カラフトタカネヒカゲを紹介しましたが、この蝶は針葉樹林帯に生息しています。
今日紹介するウルダタカネヒカゲは草原性のヒカゲです。
ハイラルベニヒカゲも草地に止まると捜すのに苦労しましたが、本種はもっと裏面が溶け込んで見つけにくいです。何処にいるか分かりますか?
ウルダタカネヒカゲ♂ (2008.07.02 Terelji, Mongolia)05

正解は次の絵です。矢印の先です。
ウルダタカネヒカゲ♂ (2008.07.02 Terelji, Mongolia)05-1
自分で撮っておきながら、後でこの絵を見て捜してしまいました。

こんな風に地面に止まることが多く、目を離すと見つけるのが難しくなります。
ウルダタカネヒカゲ♂ (2008.07.06 Terelji, Mongolia)01
右1/4の上下は真ん中くらいに止まっています。
まさに忍者みたいなヒカゲです。

この蝶もテリを張っていました。そんなときは下草の先端や止まりやすい場所に静止しています。
これは被写体としては良いですが、こちらに敏感で接近は容易でありませんでした。
ウルダタカネヒカゲ♂ (2008.07.05 Terelji, Mongolia)11

ウルダタカネヒカゲ♂ (2008.07.05 Terelji, Mongolia)08

訪花も観察出来ました。機会は数度だけでした。しかも短時間。
ウルダタカネヒカゲ♂ (2008.07.05 Terelji, Mongolia)06

最後にお決まりの飛翔写真を。
ピントが甘いのですが雰囲気は感じて頂けるのではないでしょうか。
ウルダタカネヒカゲ♂飛翔 (2008.07.05 Terelji, Mongolia)01

ウルダタカネヒカゲ♂飛翔 (2008.07.05 Terelji, Mongolia)03

モンゴルは良いところです。好きなヒカゲも沢山!


今夜も共通種の話題です。
ブログ仲間が信州のミヤマシロを掲載しています。
それを見て気づきました。
私はモンゴルで見るまではミヤマシロの実物を知りませんでした。
図鑑などからエゾシロより黒っぽい印象を持っていました。

さて、モンゴルでエゾシロを見た時に、ミヤマシロも捜していたのですが、そのうちにその他の種に引かれて忘れていました。
ある場所で何となく弱々しいエゾシロを見つけたのですが、他の個体も同じようにエゾシロとは違う印象だったので、じっくり追ってみました。
するとこれがミヤマシロでした。エゾシロみたいに白っぽい!
これが私のモンゴルでの印象です。
まずは吸水中の個体から。
ミヤマシロチョウ♂ (2008.07.02 about 30 min West region from Altan Camp, Terelji, Mongolia)03

ミヤマシロチョウ♂ (2008.07.07 Old Temple near Turtle Rock, Terelji, Mongolia)02
どうですか?翅脈の黒い鱗粉が少なく、全体的に白く見えます。エゾシロみたいです。
ブログ仲間の掲載しているミヤマシロと比較して下さい。本州産はもっと黒っぽいですね。

吸蜜個体です。
ミヤマシロチョウ♂ (2008.07.02 about 30 min West region from Altan Camp, Terelji, Mongolia)18

休止中の個体。
ミヤマシロチョウ♂ (2008.07.06 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)04

モンゴルではエゾシロとミヤマシロは飛び方で区別できるようになりました。
エゾシロは力強く、ミヤマシロは優しい飛び方でした。
人の気配には同じように敏感でした。ジャノメほどではないですが。

最後に飛翔を出します。モンゴルの大地を背景にした雄大な絵が撮れたと思います。
ミヤマシロチョウ♂飛翔 (2008.07.02 about 30 min West region from Altan Camp, Terelji, Mongolia)11

ミヤマシロチョウ♂飛翔 (2008.07.06 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)22


モンゴルでの共通種いろいろ紹介します。
今回はコヒオドシです。
昨日、クモベニを撮りに行った時に多数のコヒオドシを見ました。
結構な数でした。
モンゴルのコヒオドシを思い出してみると、何か違います。
そこで両方の絵を掲載します。

まずは北海道の撮れたてです。
5D_3178.jpg

5D_3174.jpg

これとモンゴル産を比較して下さい。後翅が凄く明るく感じますよね。
コヒオドシ♂ (2008.07.05 Mt Nucht, Bogd Khan National Park, Ulaanbaatar, Mongolia)08

裏面は大差ないように思います。
コヒオドシ♂ (2008.07.06 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)02

共通種の比較は面白いですね。
昨日はちょっと元気も出なかったので、ワイン飲みながらテレビ見てました。
ぐっすり眠ったら朝は体調も良いようです。
空はどんより。最近のいつもの十勝ですね。
ネットで行けそうな場所の天気をチェックすると、旭川方面は良さそうです。
道路情報を調べると石北峠は陽が差して居ます。
これは行かねばと出掛けました。
私には大きな課題が残っています。この夏で3年目の挑戦となるある絵が撮りたかったのです。
いまそこに居るはずですが、個体数はどうなのか分かりません。少なくとも過去2年は撮れていません。
そして3年目のこの夏、そこで粘りましたが見られません。
諦めて移動しようと思ったら、オレンジの目立つヒカゲが止まったように見えました。
接近するとまさしく撮りたかった蝶でした。
しかもこの背景をどうしても入れたかったのです。分かって頂けますか?
彼女の名はクモベニ。背景には舗装道路が写っています。
DX_2606.jpg

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そして私にとっては最高の瞬間がやって来ました。
背景の道路を車が横切ります。
クモベニがこんなところに住んでいるのですよ!
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残念なことにの娘はべっぴんではありませんでした。見ての通り擦れています。
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でも私にとっては3年目の夢を叶えてくれた大切な1頭でした。
究極の人工物背景写真を撮らせてくれました。
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諦めずに通って良かったと思います。
今日は祝い酒です。

今度はやはりあのベニを撮らないと!
モンゴル旅行や昨日の札幌で疲れたのか、今一つやる気が出てきません。
散歩程度の散策はしましたが、天気も悪く思ったほど蝶も居りません。
モンゴルの蝶の整理も出来ておりませんし、今日のブログはこれでおしまいとします。
今日は娘のことで札幌へ行ってました。
蝶はお休みでした。
このところモンゴルの蝶ばかりなので、地元の絵も出したいのですが撮りたては有りません。
先週末に2日連続でジョウザンの飛翔を撮りましたの、まだ掲載していない2日目から連続写真を掲載します。
ストロボを色々な条件で試していますj。どれがどうだったか自分でも分からなくなったのが問題ですが。
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モンゴルには私の好きなヒメヒカゲの仲間が数種います。
そのうち幾つかを撮れたら良いと思っていました。
初日のヌフト山で黄色いヒメヒカゲを見たときは、正直どきどきしました。
ここで撮らないと後には出会いがないかも知れないと思うからです。
2頭飛んでいた内の1頭をしつこく追いかけて、ようやく撮る事が出来た絵です。
後でキイロヒメヒカゲと分かりました。
キイロヒメヒカゲ♂ (2008.07.01 Mt Nucht, Ulaanbaatar, Mongolia)02
飛び方はシロオビヒメに似ています。結構敏捷で、気配に敏感です。
キイロヒメヒカゲ♂ (2008.07.01 Mt Nucht, Ulaanbaatar, Mongolia)08
この後、毎日見ることが出来たので、希少価値はずーと下がりました。それでも機会あるごとに撮って居ました。
キイロヒメヒカゲ♂ (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)02
シロオビヒメみたいに日光浴は体を斜めに倒して、太陽光線をなるだけ受けるようにしました。
この絵は太陽が急に陰ったときのものです。
キイロヒメヒカゲ♂ (2008.07.07 Terelji, Mongolia)04
シロオビヒメと同様に開翅してくれませんので、飛翔で表を確認しました。
山吹色一色ですね。
キイロヒメヒカゲ♂飛翔 (2008.07.01 Dugana Khad, Mongolia)04
訪花もしばしば確認しているのですが、絵は撮れていません。
普通種でしたがとてもお気に入りになりました。

モンゴルには日本と共通種が沢山居ます。
その共通種の中で、撮っておきたい蝶だったのがゴマシジミです。
北海道のゴマは変化に乏しい淡いブルーですが、本州には色々なタイプがあるので、モンゴルなら道だ?という楽しみもありました。
そんな期待の中、ようやく出会えました。
こんな環境ですが、モンゴルは何処にでもある風景です。
生息環境 (2008.07.02 Terelji, Mongolia)
ここの林内を歩いていると大型のシジミが飛び立ちました。そしてワレモコウへ止まりました。
ゴマシジミ♀ (2008.07.02 Terelji, Mongolia)04
これはゴマだろうと思いましたが、数種いるので確信がありません。裏面はこんな感じで黒っぽい個体でした。
ゴマシジミ♀ (2008.07.02 Terelji, Mongolia)06
性格はこちらと同じでワレモコウに執着し、他にも花は有ったのですが必ずワレモコウに止まりました。
飛んでるときに青みを全く感じさせなかったのですが、表は予想通りに真っ黒でした。
ゴマシジミ♀ (2008.07.02 Terelji, Mongolia)15
個体変異はいろいろあるようですから、青いのも居るようです。今回の旅で見られたゴマはこの1頭だけした。運が良かったのか悪かったのか?
最近、ブログが不安定です。
今日も画像がアップできなくなりました。
本日は掲載出来ません。明日早い時間にチャレンジしてみます。
今日は簡単に掲載して終わりです。
ちょっとばたばたしています。

モンゴルではツマジロウラジャノメも見ることが出来ました。
北海道産と同亜種になります。ですから特に変わりは無いように思えました。
ガレの上の方で見つけました。後で下を見るとぞっとする高さでした。
普段は敏感でとても広角では撮影できないのですが、この個体は羽化直後のようでじっと羽根を広げていました。
ツマジロウウラジャノメ♂ (2008.07.04 Terelji, Mongolia)11

ツマジロウウラジャノメ♂ (2008.07.04 Terelji, Mongolia)19

本州産のツマジロは変わっているようで、北海道産とは累代出来ないようです。
別種ではないかという考え方もあるようです。
残念ながら本州産の絵は持っていません。
モンゴルの蝶に戻ります。

今回の旅では好きなヒカゲも押さえるのが目的でした。
その中でもタカネヒカゲの仲間を撮る事が重要目的でした。
ウランバートルから東へ走ると有名なリゾート地、テレルジ(Terelji)があります。
この周辺が屈指のポイントです。
そこにこの蝶が居りました。カラフトタカネヒカゲ(Oeneis jutta)です。
とても敏感で広角での接近はこれが限界!
カラフトタカネヒカゲ♂ (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)01

マクロで拡大しました。
カラフトタカネヒカゲ♂ (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)18

この蝶は木に執着します。飛び立っても再び何処かの木に止まります。太い幹が多いのですが、細い枝でもOKのようです。
カラフトタカネヒカゲ♂ (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)03

幸にも何度となく逃げるのですが、近くの幹に止まってくれたので、広角で追いかけました。
良い感じの絵が撮れましたが、やはりこれが限界です。
カラフトタカネヒカゲ♂ (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)10

色々な個体を見ていると木に止まらないものも観察出来ました。
普通は木に止まるはずですが、何故か地面です。
カラフトタカネヒカゲ♂ (2008.07.04 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)08

カラフトタカネヒカゲ♂ (2008.07.04 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)07

テリを張って飛び回る♂もしばしば見られました。
飛翔も撮っておきたいので、早速挑戦でした。
ピントが甘い感じですが、どうにか環境を含め持ち帰ることが出来たのほっとしました。
カラフトタカネヒカゲ♂飛翔 (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)02

カラフトタカネヒカゲ♂飛翔 (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)03

カラフトタカネヒカゲ♂飛翔 (2008.07.02 between Altan Camp and Turtle Rock, Terelji, Mongolia)05

まだまだモンゴルの蝶が続きます。
怪しげなコメントを数人のブログに書き込んでしまいましたが、お許し下さい。
内容は「どうして旅の宣伝をしているのか?」とか「るるぶトラベルプラスとかいう旅の宣伝」とた内容です。
原因が分かりました。
皆さんのブログ更新状況をチェックするためにRSSリーダーの「sage」を使っているのですが、これが勝手に皆さんの記事の間にPRを入れ込んでいたようです。
なんと言うことだ!
今日は十勝のイシダを調査してきました。
シーズンインして仲間からいい話はありません。イシダが居ないという伝聞だけです。
釧路方面では見られているらしいです。
自分の目で確信してきました。
結論ですが、春から夏にかけての異常な気象も影響しているかもしれませんが、かなり危機的です。
各ポイントを回っても居りません。人が入った形跡もさほど無く、採られた後とも考えにくいです。
どうにか数カ所で数頭を確認できましたが、かつて3桁採れたなんて嘘のようです。
どのポイントも個体数が極めて少なく、この数年で姿を消す可能性が高いです。
採集を自粛する程度では守れないかもしれません。
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淡いブルーが良い感じです。北海道に合った色かもしれません。
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♀の後翅にオレンジ紋が入っています。昔は真っ黒な♀だったと思うのですが、2年前からオレンジ紋があるように思います。昔から? 気のせいか?
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運良く交尾を見られました。がんばって来年も子孫を見せて欲しいです。
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もう一度繰り返します。
十勝のイシダは本当に危機的です。
各人で何が出来るか考えませんか?
予報が外れて陽が差してきた。
これはじっとして折れないので、あの伐採されたポイントへ行ってみた。
かつては下草に沢山のゼフがいたのだが、これは全く見られない。
時間的にちょっと出遅れたかもしれない。
反対側の広場へ回ると、居てくれました、個体数はかなり少なくなったが、ジョウザンミドリが舞っていた。今年初めてのゼフだ。
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ちょっと擦れている個体も居るが、ほぼ完品。まだ出始めたばかりかもしれない。

スクランブル体勢の♂をマクロで。
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後は飛翔を楽しんだ。
普通に撮ったり、ストロボ使って撮ったり。
まずはシルエットのみの逆光写真。
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次は卍にコキマダラが参戦。1頭のジョウザンは背景が木になって見づらいが、3頭写っている。
ストロボの光量が弱すぎたか?
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表が良い具合に写ったが、光が足らない模様。
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実はリピート発光している。面白い絵になるかもと試したが、光量が少なかったらしい。
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明日は天気さえ良ければ再び卍を撮って、南へ行って見よう。
個体数は少なかったし既に擦れた状態だったのですが、リクエストもありましたのでモンゴルのクロツを掲載します。
食草のツメレンゲはガレからその下の草地まで、何処でも見かけることが出来ました。ツメレンゲの分布は広いようです。
おそらくクロツ自体も広い分布をしてるのではと思っています。
ほとんどのツメレンゲがまだまだの生育状態でしたが、一部こんなに大きく育ったものも見ることが出来ました。
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凄く居そうですが居りませんでした。

たいした大きさの株ではなかったのですが、やっぱり株の多いガレに擦れた個体が幾つか見つかりました。
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別の写真を拡大します。斑紋が分かると思います。
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この個体は開翅してくれなかったのですが、別個体が開いてくれました。
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拡大です。
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これを見たときのあるクロツを思い出しました。
このクロツ、擦れては居ますが後翅の青紋(これは白紋にしか見えないが)2重になっています。
対馬のクロツにこんな紋が出てましたよね。
いやー、面白ものですね。クロツの最盛期にこれだけさがして歩いても楽しいかもしれません。
共通種を比べる醍醐味でしょうか。
ヌフト山(Nukht)でジョウザンとの思いがけない出会いに喜んでいたら、見慣れぬ蝶が飛んできました。
明らかに経験のない蝶です。
ウラナミジャノメのように飛び跳ねる感じで飛び、大きさはクロヒカゲほどあります。
これはどうしても撮っておかねばと追いかけますが、全く止まる気配も無く飛ぶばかりです。
ようやく静止したかと思い、接近するも何処にいるのか分かりません。
そして突然飛び立ちます。非常に敏感で、必ずといっていいほど草に紛れるように止まっているようです。時間切れとなりここでの撮影は諦めました。再び出会えることを祈ったのですが、実は何処にでもいる普通種でした。
次の目的地、ドガナ ハド(Dugana Khad)で初めて捉えた絵がこれです。後でハイラルベニヒカゲと分かりました。渋い裏面でしょう!
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和名はベニヒカゲになっていますが、学名はBoeberia parmenioで、erebiaではありません。

ちょっとの音、たとえばシャッター音でも飛び立ってしまうこの蝶も、慣れてくると広角で撮れるくらいに接近できました。
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表が撮りたくてチャンスを覗っていましたが、接近するのさえ難しい状態でした。
ところがある雨上がりの後、ゲルの近くに飛んできた個体が容易に開翅しました。
確かにベニヒカゲの和名を付けたくなる表の柄ですね。
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マクロでも撮りました。
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なかなか良いジャノメでしょう。
最後は飛翔に挑戦でした。上手く撮れたのはこの一枚だけ。
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何故かいつも通りに撮れないのですね。やっぱり構えてしまっているのでしょうか。
6/30の9時40分くらいに自宅を出て、その日の午後9時半頃にはウランバートルに着いていました。
通訳、ドライバーと先に着いていたH氏が出迎えてくれました。
早速、郊外にあるヌフト(Nukht)ホテルへ移動して、お粗末な夕食でした。
後ほど詳しく書きますが、まずかったです。
夜も遅くなったので大人しく寝ることにしました。

翌朝、明るくなって目が覚めました。
朝食前の散歩です。ここでは沢山の蝶が止まっているのが見られるとのことでした。
が、何も見つかりません。
実はこの時におかしな夏だと気づくべきだったかもしれません。

朝食途中から朝日がヌフト山に当たっていました。出発までの短時間にガレを登ってみることにしました。
絵はホテルとその背後にヌフト山。
Nukht Hotel  Mt Nukht (2008.07.01 Bogd Khan National Park, Ulaanbaatar, Mongolia)01

早朝は肌寒かったのですが、陽が当たると暑く感じます。
ガレ場の気になっていた谷を登り始めると、すぐにシジミが舞っていました。
なんとこれがジョウザンシジミ!
モンゴル初の蝶が馴染みの深いジョウザンとは不思議な縁です。
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拡大してみました。わずかに青みが残る程度の黒い個体です。
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裏面はオレンジ帯がやや細いでしょうか?
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この山には広く分布しており、個体数も比較的多いことが分かりました。
食草はキリンソウとベンケイソウだと思われます。少ないですがマンネングザと思われる植物もありました。

ここを出発してウランバートル北西部に位置するドガナハド(Dugana Khad)へ向かいました。
ここにはヒョウモンモドキやシジミなど多くの種が居ましたが、その中にどこからともなくジョウザンが現れました。
ここの個体もヌフトと同じで、ほぼ真っ黒です。
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2ヶ所でしか確認できていませんが、おそらくこんな個体が多いのでしょう。
大きさは北海道と同じで大小様々でした。
共通種を見るのも楽しいですね。
皆様、
お騒がせいたしました。
無事に帰り着きました。戒厳令が出たときはどうなるかと思いましたが、大きな混乱無く、帰国できました。
勿体ぶらずに結果を申し上げますと、パルは全く見ることが出来ませんでした。
目標としたタカネヒカゲやベニの仲間などは撮影できましたので、まあまあでしょうか。
後日、落ち着きましたら掲載します。
今日はとりあえずご報告まで。
写真は主たる宿泊地の風景です。本来ならこの周囲をパルがとんでいるはずでした。
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自動投稿です。
まだ旅は続いていますが、トラブル無ければ明日帰国しています。

外貨の準備です。
円をドルに替えました。
昔は適当な組み合わせで交換できましたが、今は300ドル単位での交換で、額と枚数が決まっていました。
十勝のこの銀行だけでしょうか?
全国的に同じなのでしょうか?
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薬も解熱剤とか一通り準備しました。
それからスポーツ飲料ですね。ミネラル水は現時で入手することにして、粉タイプを持っていくことにしました。
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主な準備はこんな所でしょうか。
細かいものはいろいろあるのですが。
数日はこんなネタでご勘弁下さい。
投稿予約3回目です。

実はカメラだけでの遠征は初めてでした。しかも航空機利用の旅です。
カメラの台数をどうするかとか、色々分からない点もありました。
そこで海外遠征に詳しい探蝶逍遥記のfanseabさんにご教示頂きました。
fanseabさん、ごめんなさい。皆さんを驚かせようと思い、秘密にしていました。
カメラ等の電子機器はすべて機内持ち込みとのことでした。その他の荷物もトラブルを防ぐ目的で、機内に持ち込まれているそうです。
今回、私は同じ航空会社での乗り継ぎなので、手荷物として1個は預けることにしました。
それでもカメラ等の機材をまとめて持ち込みしないといけません。
そこでバックパックの購入となりました。
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デジ一が3台は入りますが、今回は2台としました。
Nikon D300 + Nikkor 10.5mm + Sigma 17-70mm Macro + ストロボ、
Canon KissDX + EF 70-300mm IS + Tamron 28-200mm Macro、
Richo GX100、
GPS(Garmin GPSmap 60CS)、フォトストレージ2台
電子機器はこんな所です。

それ以外に良いものがありました。かなり前に義父からもらっていた帽子、と言っても、蚊よけのネット付です。相当に蚊が居るらしいです。
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勿論、虫除けスプレーと腕につけられるベープマットも準備しました。
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いかなる旅になるのやら?
今日も予約投稿です。
しばらくの間、旅立つ前の話です。

久しぶりの海外になったのですが、以前と違うのは完全に撮影のみで採集はしない点です。
一番気になったのはカメラなど電池の充電です。幸いなことに全ての充電器のコンバーターが220Vに対応していたので、コンセントとコンセントから各コンバーターまでのコードを準備すればOKでした。
モンゴルのコンセントは経常が3種類もありました。
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コンセントからコンバーターまでに日本のコードをそのまま利用しては危険です! 220Vに対応していません。

それからやはりフォトストレージを一台追加購入しました。
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EPSON P-3000 です。40Gです。
SONY HDPS-M10 と2台体制にしました。こちらも40Gですので、これで問題ないでしょう。
心配なことはしっかり準備して出掛けると全く必要なかったりと、私にはよくあることで、捕らぬ狸の皮算用にならなければいいのですが。
2008.07.04 異国の地で
この記事が掲載される頃には、旅も半ばを過ぎる頃です。
予約投稿しています。

しばらくお休みしていたのは、遠征中だからです。
病気でも何でもありません。
ちょっと皆さんを驚かそうと思って。
もし心配させたなら、ごめんなさい。

順調な旅かどうかは、これを書いている時点では分かりませんが、帰りを楽しみにして下さい。
パルが撮れるかなあ?
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