眼の状態が落ちついてきたので、今回の経緯や原因をまとめました。

網膜剥離は網膜裂孔から生じました。一番多いのは眼の外傷が原因だそうです。ボクサーみたいな職業の人は危ないようです。
私の場合は近視が原因でした。近視の眼は前後方向へ延びており、卵みたいな球体になっているそうで、網膜が引っ張られている状態のようです。そこへ来て硝子体が年齢的に萎縮すると網膜が更に前後に引っ張られて、一番弱いレンズ付近の部分に孔が開き、そこから眼球内の液漿成分が入り込んで網膜を剥がしていくようです。孔が開いた時点ならエーザーで孔の周囲を囲んでしまえばOKですが、剥がれてしまうと手術しか無さそうです。

発端はH14年9月の網膜裂孔です。1ヶ月前から黒いゴミが目の前を舞っていたので、広島県立病院を受診したら網膜裂孔の診断で、その日の午後に光凝固を受けました。12月には怪しい部分があるとのことで、その時は予防的に焼いて貰いました。
その後、今年の5月までは何も起こっていません。
5/7の午後、これまで気にならなかった黒いゴミ気になるようになり、黒いレースのカーテン状のものが舞っていました。これは網膜のゆがみだったようです。その日の眼科受診では新たな孔は無いとの診断でしたが、初期で分からなかったのでしょう。夕方には灰白色の円盤状の物が沢山舞い始め、しだいに数が多くなると伴に霞がかかったように見えなくなってきました。さすがにこれはおかしいと思い、翌日には勤務先近くの眼科を受診しました。円盤状の物は出血した赤血球だったようです。裂けた網膜からの出血で、いわゆる硝子体出血を起こしていました。勤務先傍の眼科ではレーザー治療は出来ないとのことで、系列の眼科を紹介されて、5/9にレーザーによる光凝固を受けました。
6月の末にやはり硝子体出血で曇ってきたため、自宅近くの眼科で光凝固を受けました。経過は良好でしたのでこれで終われるかと思っていたのですが、7/15にひどい硝子体出血が起こり(東御遠征中)、7/26の朝から褐色のセルロイドの様な膜が左上方から下がってきました。これが網膜剥離だったのです。黄斑部まで及んでいたら高度の視力障害を残すところでした。
もう術後4週間は軽快しており、9月からは飛行機や高山帯も問題ないようです。

黒い点状ののゴミは加齢現象でも見られるとのことですが、線状やレース状など多彩なゴミは網膜裂孔かもしれませんので、眼科受診が必要です。霞んできたら出血ですので直ぐに受診すべきです。
蝶ネタでなく網膜剥離でもネタを作れるとは思っていませんでした。
緊急手術での医療費は3割負担で15万ほど。つまり50万円はしたわけです。
当日、お支払いはと15万円を言われても持ち合わせていませんでした。「さすがに今はありません。」と答えると「ですよね、少しでも良いのでお願いします。」と言われたので、3万円は払いました。
帰るときにこんな手提げ袋を渡されました。
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高額な医療費ですので、お土産を頂いたと思いました。帰宅するまで確認することもなく帰りました。
「お土産もらった!」と言って開けてみると、こんな物が。
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うつ伏せ用の枕でした。しかも貸与です。
この枕と伴に地獄の数日を過ごしました。うつ伏せ、左側臥位の姿勢です。

自分の網膜剥離がどんな風に見えているのか分かりませんでしたが、写真を頂きました。これは紹介状を書いてくれた眼科での写真です。
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白で囲んである部分の淡く鎌錠に見えるところが避けた網膜です。ここより上の部位にもう一つ大きな裂け目があると言われました。こんな感じで見えるようです。
2017.08.05 術後1週間経過
緊急手術から1週間が経ちました。
明日まで待ったら失明すると言われて、考えることなく手術を受けました。自分でも察していたので全く後悔もありません。
その術後の経過を少し記録として書いておきます。
右眼はまだ視力が戻っていません。下の絵のように見えています。
嫁とエマ
硝子体を摘出後はガスを注入して、ガスで剥離部分を押さえるというガスタンポナーゼを受けています。これが次第に房水に置き換わり見えるのでしょう。絵の下の大部分はガスを通してぼけて見えています。上の部分が房水を通して見える範囲です。境界は液面が見えています。不思議と眼の中が見えています。ガスは軽いので本来は上にあるのですが、鏡面像として網膜に写るのでこんな感じです。

手術は1時間ちょっとで終わりました。上半身を着替えて椅子に座らされ、椅子が倒されてそのまま手術でした。顔を動かさないでくださいと言われたのですが、頭部を固定されるかと思えばそれもなく、シーツを掛けられました。
心の準備が出来ていなかったのは、術前の局所麻酔です。球後麻酔といって、細い針で眼球裏側の動眼神経を麻痺させる麻酔です。歯根を麻酔されるのに似た感覚でした。一寸だけ、もう少しだけ痛かったです。
その後は痛みを感じることなく終わりました。さすがに電車では帰れそうになかったので、タクシーを利用しました。
実は、術後が大変です。ガスで網膜を圧迫するため、常に腹臥位あるいは左側臥位(右が破れていたため)の姿勢を保つことが必要で、はっきり言って夜は全く寝ることが出来ませんでした。

翌日は術後の状態をチエックしてもらい眼帯も外れました。ずっと自宅で安静にしていたのですが、術後2日目から眼球結膜が充血し始めました。
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当然でしょうね。硝子体を除去して、浮いた網膜をレーザーで焼き付け、最後にガスを注入する操作をされたわけで、間違いなく炎症反応は起こるでしょう。術後の合併症である白内障を予防するために人工レンズを入っています。

この充血も1週間が過ぎてかなり改善してきました。
後はガスが房水に入れ替わり、視力が何処まで回復するかを待つしかありません。もう1週間で大方の流れが分かると思います。
2017.07.30 網膜剥離
5月の連休明けに網膜裂孔で発症し、色々ありましたが、最終的には7/28に聖マリアンナ教授の高木先生に出先で、緊急手術していただきました。翌日まで待ったら、視力を失っていたようです。本来なら入院しての治療を自宅静養していますが、なかなか大変です。タブレットをいじれるのは、頭部を常に腹臥位か左側臥位に保たねばならないので、頭を垂れていれば、出来ないことはないそうです。これから2週間程度は休養で、視力が回復するには長ければ1年かかるようです。危機一髪でした。
2017.07.27 コンビニ傘
以前、Facebookでコンビニ傘を利用した撮影のことが出ていました。
丁度、仲間がピーカンの時、傘を利用していましたので、その絵を掲載します。
当日はアサマシジミの撮影でした。
Mさん、Sさん
太陽光が強いと本来の色が撮せないので、こうやって影を作る作戦です。
私も時には利用しています。